近年作られることのなくなった"油煙と松煙の混合墨”です。
昭和50年中ごろまではこのような墨が多くつくられていました。当時は伸びが良く艶のある黒を表現できる油煙が上等とされていました。油煙は高価でしたので、価格を抑えるために松煙を加えていたそうです。
墨調の複雑味にくわえて、経年(古墨化)による柔らかな青味が感じられます。
<製品詳細>
品名:龍鱗墨*中嶋玄林堂製(奈良)
サイズ:1.5丁/2丁
製墨年:1981年
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